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一般書留とは?簡易書留との違いと正しい活用方法

一般書留とは?簡易書留との違いと正しい活用方法

一般書留とは?

「一般書留」とは、郵便局が提供する郵便サービスのひとつで、重要な書類や貴重品を安心・安全に送るための特別な配送方法です。通常の郵便とは異なり、発送から配達までの流れを記録し、万一の紛失や破損があった場合には一定額の補償が受けられます。

特に契約書・権利証・クレジットカード・パスポートなど、大切な書類を確実に相手に届けたい場合に選ばれる方法です。

また「簡易書留」と比較されることが多いですが、両者は補償額や利用目的に違いがあります。本記事では、料金一覧、出し方、利用事例、注意点を含めて網羅的に解説していきます。

一般書留の基礎知識とメリット

一般書留の最大の特徴は 補償制度と配達記録 です。

  • 記録が残る:引受から配達まで記録され、追跡が可能
  • 補償がある:万一の紛失・盗難・破損に備え、最大10万円(またはそれ以上を指定可能)の補償
  • 信頼性が高い:重要書類の送付に適し、企業間取引や行政手続きでも利用される

一般書留を利用することで、単なる郵送では得られない「安心感」と「証拠性」が確保できます。

一般書留と簡易書留の違い

一般書留 一般書留と簡易書留の違い

補償金額の違い

  • 一般書留:基本は10万円までの補償。希望すればそれ以上の額を指定可能。
  • 簡易書留:補償は5万円までに限定。

利用目的の違い

  • 一般書留:高額な書類や貴重品(権利証・契約書・カード類)に適する。
  • 簡易書留:比較的低リスクな書類(請求書・一般通知書など)に適する。

おすすめの使い分け方

  • 大学への入学書類提出 → 一般書留
  • 保険会社への請求書 → 簡易書留
  • クレジットカード再発行の受け取り → 一般書留

一般書留の料金一覧と計算方法

基本料金表(定形・定形外郵便)

一般書留の料金は 郵便物の基本料金+書留加算料(480円) で計算されます。

種類 重さ 基本料金 書留加算 合計料金
定形郵便 25gまで 110円 +480円 590円
定形郵便 50gまで 110円 +480円 590円
定形外郵便 100gまで 180円 +480円 660円
定形外郵便 500gまで 510円 +480円 990円

追加オプションと費用

  • 速達:+300円~
  • 配達証明:+350円
  • 内容証明:+480円~

必要に応じてオプションを組み合わせることで、さらに確実な送付が可能です。

一般書留の出し方と郵便局での手続き

一般書留 一般書留の出し方と郵便局での手続き

必要な準備物

  • 郵送する書類や物品
  • 宛先を記入した封筒
  • 本人確認書類(必要に応じて)

窓口での流れ

  • 郵便物を窓口に提出
  • 書留オプションを依頼
  • 料金を支払い、控えを受け取る

追跡方法

郵便局の公式サイトまたはアプリから、控えに記載された「追跡番号」を入力して確認可能。

一般書留で送れるもの・送れないもの

一般書留 一般書留で送れるもの・送れないもの

送れるもの

  • 契約書・重要書類
  • カード類(クレジットカード・キャッシュカード)
  • チケット類

送れないもの

  • 危険物(スプレー缶、火薬など)
  • 現金(現金書留でのみ可)
  • 生もの・壊れやすいもの

個人・法人・学生別の活用事例

個人の場合

  • 保険契約の書類送付
  • 相続関連の書類

法人の場合

  • 顧客との契約書送付
  • 社内機密資料のやり取り

学生の場合

  • 大学の入学願書
  • 奨学金関連の重要書類

利用シーン別おすすめの選び方(表形式)

利用目的 最適なサービス 理由
契約書送付 一般書留 補償が手厚い
請求書送付 簡易書留 コストを抑えつつ記録を残せる
カード送付 一般書留 紛失時の補償が安心
通知書送付 普通郵便 重要度が低くコスト重視

一般書留利用時の注意点と失敗回避法

宛先記入の注意

誤字や住所不備は返送の原因に。郵便番号も正確に。

送れない物品に注意

現金や危険物は一般書留では不可。

料金不足のリスク

料金不足は受け付けられず、返送や遅延の原因になる。

よくある質問(FAQ)

Q1:一般書留と簡易書留の違いは?
→ 補償額と利用目的が異なります。一般書留は補償が最大10万円、簡易書留は5万円までです。
Q2:一般書留で現金は送れますか?
→ 送れません。現金は「現金書留」を利用する必要があります。
Q3:追跡はどこまで可能ですか?
→ 引受から配達まで全行程を記録し、Web上で確認可能です。
Q4:法人利用のメリットは?
→ 契約書や顧客情報を安全に送付でき、信頼性が向上します。
Q5:料金は重量で決まりますか?
→ はい。基本料金は重量で決まり、書留加算料が一律で加わります。
Q6:配達証明と組み合わせられますか?
→ はい。配達証明を追加することで「確実に相手に届いた証拠」を残せます。

今後の一般書留サービスの展望

一般書留 今後の一般書留サービスの展望

デジタル化が進む中でも、契約書や原本のやり取りには「紙の郵送」が欠かせません。特に法的効力を持つ文書は電子化が難しく、今後も一般書留の需要は続くと考えられます。法人利用では、郵送代行サービスとの連携が増える見込みです。

失敗しない一般書留の選び方ガイド

  • 送る物の重要度を確認する
  • 補償額を考慮してサービスを選ぶ
  • コストと安全性のバランスを取る

まとめ

一般書留とは、重要書類や貴重品を安全に送るための郵便サービスであり、簡易書留との違いは補償額と利用目的にあります。料金は基本郵便料金に加え、書留加算料480円が必要です。

契約書やクレジットカード、入学書類など、失敗できない重要な書類を送る際には、一般書留の利用が最も安心です。